自賠責保険

後遺症の損害賠償=逸失利益+慰謝料等→3000万円まで
これに後遺症と診断されるまでの医療関係費、将来の介護費、車椅子の購入費等の積極的損害が加味されて、後追症の損害賠償金の請求金額になります。

[後遺症の損害賠償(自賠責) +積極的損害=後遺症の損害賠償金の請求金額]

1.後遺症と診断される日付で大きく変わる賠償金
治療しても一向に回復しない場合、後遺症が心配になります。ただ身体の機能は、1週間たったら治るという、はっきりした基準があるわけではありません。本人は元どおりに早く治ってほしいと思うのですが、もし元どおりにならなかったら、この損害をどのように補償してくれるのか心配になります。
治療しても、これ以上回復の見込みがないと医師が診断したら「症状固定」ということになりますが、この症状固定の判断がいつかによって、加害者から治療費がもらえたり、もらえなかったりするのです。
入院して治療を受けている聞は、加害者から休業補償がもらえますが、症状固定と診断されたら休業補償は打ち切りになります。それ以後は後遺障害の補償の問題となります。
ですから、「いつ」から後遺症とみなされるかが問題になります。ですから、後遺症と診断される日付によって、賠償金がどのように左右されるのか、弁護士か信頼できる第三者に相談することです。後遺症が残るのであれば、1円でも多くもらえるように努力してください。

2.後遺症の程度は医師ではなく調査会社が決める不思議
後遺症でこれ以上回復の見込みがないと医師が診断しますが、この診断で即、後遺症の程度が決定されるのではないのです。損保会社から「自動車損害賠償責任保険後退障害診断書」をもらい、これに医師が症状を書き込み、これを損保会社に提出すると損保会社は、この診断書を自動車保険料算定会調査事務所に送り、最終判断を依頼します。
調査事務所はいろいろと調査して、後遺症の等級を決定します。ですから、後遺症の程度は医師が決定するのではないのです。この決定を損保会社に通知しますが、保険金を支払うかどうかの最終判断は、損保会社がするのです。
これが問題なのです。医師の判断が素直に後遺症の等級に結びつきませんので、もめるのです。自分はもっと重い後遺症だと思っていても、それほどでなかったということは、保険金も少なくなるということです。
ですから医師に診断書を書いてもらうときには、自分の今の身体の状態を最大もらさず話すことです。「しびれ」や「めまい」の程度も、ささいなことも含めて診断してもらうようにしてください。

3.後遺症の等級で不服の場合は申し立てを
後遺症の等級が決まると、自動的に保険金額が決まります。
ですから、等級の決定に納得しないときは、まずその根拠をよく聞き、再調査を依頼することです。自賠責保険金の慰謝料の第11級は134万円ですが、第12級92万円でその差は42万円にもなります。
不服の場合は、この決定をひっくり返すだけの根拠を提出しなければなりません。ただ納得できないというのでは、だめです。

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